木質バイオマス発電に最適な野田村
岩手県九戸郡野田村は岩手県北東部にある、太平洋に面した小さな村です。
東日本大震災では最大
約18mもの津波が来襲し、かけがえのない多くの命が失われました。また、漁業・商工業、さらに村の住家の3分の1にわたる範囲に甚大な被害を及ぼし、完全復興にはまだ時間がかかるとされております。
野田バイオパワーJPは、再生可能エネルギーの推進はもとより、震災で多大な被害を被った地元での直接雇用の創出や燃料の運搬・製造による間接雇用の創出、また、長期にわたり燃料を安定的に使用することにより県北地方の林業の活性化に微力ながら貢献することで、野田村の復興事業の一つとして、地域と共に歩んでいきたいと願っています。
野田村周辺では、地元森林組合や周辺市町村の森林組合、木材業者などが森林業を積極的に振興しています。そのため、燃料となる未利用材やバーク(木の皮)、剪定枝や間伐材などが安定的に調達でき、これらの地元材を積極的に利用することで周辺地域の林業と地元産業の活性化をはかるとともに、
安定的な発電事業を営むことが可能となります。
また、従来、廃棄物として捨てられていた、マレーシアやインドネシアなどの東南アジアが原産であるアブラヤシの実からパーム油を搾り取った後の種殻(PKS=Palm Kernel Shell)が、非常に熱量の高い燃料となる事から、近年注目を集め活用されています。野田村は、このPKSを隣接した久慈市の久慈港へ荷揚げできるため、非常に効率的な立地条件も有しています。
また、弊社では国際認証RSPO認証取得の状況調査をはじめ、トレーサビリティー調査を実施しております。