砂は大切に扱おう
2018.05.29
唐突ですが野田バイオマス発電所ではバイオマス燃料を砂で燃やしています!
「そんなの知っているよ」とか「本当?」などいろいろ意見が出そうです。
このような砂で燃やしています。
ただの川砂です。でも燃焼を支えていらっしゃる川砂さんです。珪砂(けいさ)とも言います。
野田バイオマス発電所では、この砂を800℃くらいに熱くしてバイオマス燃料に引火
させています。なので、バイオマス燃料を入れ続けないと砂の温度が下がってしまい
しっかりと燃焼できなくなってしまいます。当発電所では、1年のほとんどを燃やし
続け、砂も働き続けているわけですね。
また、この川砂さん達はけっこうご機嫌ななめになることがありまして。
・燃料に水分が多すぎるとすぐに砂温度が下がって燃焼に影響が・・・
(水分に弱いです)
・だからといって過剰に燃焼させてしまうと、砂温度が上がりすぎ溶け始め互いにくっついてしまいます。
(大きくなりすぎて砂ではなくなります)
ちなみに砂をドロドロに溶かして液体にするとガラスの元となりますよ。
(砂ってすごいですね)
それでは、川砂さん達の頑張りを見せましょう!
う~ん、凄く熱そうで燃焼している感じには見えますが・・・
残念!川砂さん達の勇姿は見られません・・・
でも実際には空気の力を借りて炉内を動き続け、バイオマス燃料を絶えず
燃焼させているのです。中ではすごい勢いで舞っています。
自分たちオペレーターは、この川砂さん達を適正に管理するために燃焼空気・燃料量・
炉内の「砂」の量を決めて監視しています。
今後も安定した燃焼に向けてうまく付き合っていかなければね!
~撮影・記事担当:桜文鳥大好きBP統括さん💡~