久しぶりのブログ担当でまたまた唐突な始まりです。
この言葉を知らない人にとっては、急にファンキーな感じのブログの題名が出てきたな・・・と思うかもしれませんね。でも、発電所のようなプラントを運転する上で大変重要な言葉となります👍。
では「インターロック」についてちょっとだけ説明します。
安全装置・安全機構に対する考え方の一つで、条件が整わないと運転や動作ができなくなる制御・・・(インターネットより抜粋)。
「もー、何を言っているかよく解らないですね!」「説明が万人受けしないです・・・」
でも、世の中ではこのインターロックがたくさんあります。
例1、 電子レンジ
ドアを閉めないかぎり電子レンジは動きません。
→開けっ放しで動いたら人間の手や指が調理されてしまうかも(怖いですね)
例2、 シュレッダー
ドアが開いていたらこちらも動きません。
→人が刃の近くにいるときに動いたら指や髪の毛などが巻き込まれ・・・(怖いからもう想像するのはやめよう)
ちなみに、ダストボックスがいっぱいで運転できなくなるのもインターロックです。
いつまでも紙でいっぱいなのに気づかず紙を処理できたら大変なことになりそう。
その他はざっくりと
・バスや電車はドアが開いたままでは進まない
・エレベーターはどこかの階のドアが一カ所でも開いていると昇降できない
・最近の洗濯機は運転中には蓋を開けられない(幼児が入るかもしれないですね)
・ガスコンロは鍋やフライパンなどを加熱しすぎると燃焼をストップさせる
といった内容がインターロックとなり人間や機械保護などの安全に配慮されていて、
一般生活においてもたくさんあります。皆さんもちょっと探して見るといいかもしれません。企業努力が感じられそう・・・
野田バイオマス発電所ではガスコンロの例はボイラーと似ていて、ボイラーに水が少ない場合は燃料の供給をストップさせて燃焼を停止させます。このこともインターロックの一種です(一般家庭では鍋の空焚きに似ていますね)。
インターロック機能があってコンロの火が停止すれば火事にならずに済みそうですね。
でも、このようなうっかりミスは誰にでも経験ありそうです。
他にも野田バイオマス発電所には100は超えるインターロック制御があり安全運転に一役担っています。しかも人間によるヒューマンエラーは0%にならないので制御機器で安全を優先させ危機回避することがインターロックの前提となります。残念ですが人間が関与する確率が増えるほど事故も増えてしまうのです。
なので、自分たちオペレーターはインターロックの内容を理解し発電所を運転していかなければなりません。インターロックを発動させないように監視・点検することはオペレーターの大事な職務の一つとなっています。
~撮影・記事担当:桜文鳥大好きBP統括さん💡~